つなぐ不動産株式会社

金沢市のみならず、住宅ローンが残っている戸建て物件を売却したいという方は少なくありません。住宅ローンを完済する前に今住んでいる家を売って新しい家を購入するケースや諸事情により住宅ローンが残ったまま家を手放さなければならないケースなど、理由は様々です。中には、住宅ローンが残ったまま戸建を売却できるのかと不安に思う方もいらっしゃるでしょう。結論から申し上げますと、住宅ローンが残った状態でも戸建て売却はできます。

ただし、それなりの対処や手続きとともに費用が必要です。こちらでは、金沢市で戸建て売却のご相談を承っているつなぐ不動産株式会社が、住宅ローンが残った状態で戸建て売却する方法や金沢市の戸建て物件の価格相場についてご紹介します。

住宅ローンが残っている物件を売却する際には、「抵当権」を抹消する必要があります。まずは抵当権についてご説明しましょう。不動産を購入する際、多くの方は金融機関で住宅ローンを組みますが、金融機関で高額なお金を借りる時は「担保」が必要です。住宅ローンでは、購入予定の不動産を担保としてお金を借りる仕組みとなっています。

金融機関は、担保となる不動産に「抵当権」を設定します。抵当権というのは住宅ローンの返済ができなくなった場合、不動産を競売にかけて売却した代金から住宅ローンの返済金を回収する権利です。

抵当権は住宅ローンが残っている限り、その物件に付けられたままになります。住宅ローンの返済が滞った場合に住宅が競売にかけられてしまうおそれがあるため、抵当権が残ったまま物件を売却することは事実上、不可能と言えるでしょう。

住宅をスムーズに売却する際には、この抵当権を抹消する必要があります。しかし抵当権を抹消するには、住宅ローンを完済することが条件です。住宅ローンが残っている場合はどうすればいいのでしょうか。

この場合は、物件を売却した代金を残りの住宅ローン返済に充てて完済することで、抵当権を抹消することが可能です。ただし、売却しても住宅ローンを完済できなかった場合は、不足分を自己資金又はフリーローンなどで補うことになります。なお、不動産を買い替えるために物件を売却することをお考えなら、「買い替えローン」を利用するのも一つの方法です。

戸建て物件はどのくらいの価格で売却できるのでしょうか。こちらでは、金沢市における戸建て売却の価格相場についてご紹介します。

金沢市は石川県の県庁所在地であり、国の出先機関や大企業の支店なども数多く置かれている北陸を代表する都市です。兼六園などの観光スポットが多い上に、2015年3月に開通した北陸新幹線により首都圏への交通アクセスも大幅に良くなったため、注目のエリアとも言われています。

そんな金沢市における中古一戸建ての価格相場は、やはり上昇傾向にあります。2018年10月～12月の時点で、築10年までの不動産の価格相場は約2,980万円でした。前年同月の価格相場は、約2,430万円です。築20年の戸建てにおいても、2018年10月～12月の平均は約2,376万円、前年同月では1,708万円と、やはり価格の高騰が見られます。

費用はかかってしまいますが、住宅ローンが残っている物件を売却することは可能です。ただし、抵当権がついたままではスムーズに物件を売却するのがむずかしくなるため、売却代金を残りの住宅ローンの返済に充て、売却時に抵当権が抹消されるように手続きをしておきましょう。

物件がどのくらいの価格で売却できるかを知るには、過去の成約実績などでおおよその価格相場を確認しておくことをおすすめします。金沢市で住宅ローンが残った状態の戸建て売却でお困りの方は、つなぐ不動産株式会社にお気軽にご相談ください。任意売却にも対応しています。費用に関する相談もお待ちしています。