築20年一戸建ての固定資産税とは?計算方法を具体例もあわせて解説!
「築20年一戸建ての固定資産税はどのくらいなのか知りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、固定資産税の計算方法について解説します。
築20年一戸建ての場合の具体例についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
戸建て住宅の固定資産税の計算方法
ここからは、戸建て住宅の固定資産税の計算方法についてご紹介します。
まずは、土地に関しての方法です。
土地の場合、固定資産税評価額に1.4パーセントを乗じることで求められます。
そして、住宅用地として購入する土地に関しては、減税措置があります。
住宅用地1棟分の敷地の土地面積が200平方メートルを超えないものは評価額が6分の1に、超えている部分については3分の1になります。
また、中古住宅を購入する場合に、売主から土地の固定資産税額がわかる書類をもらえなかったとしても、土地の坪単価の7割が固定資産税評価額と考えることで、だいたいの金額は計算できます。
次に、建物に関しての方法です。
中古の建物を計算する際は、経年減価補正率を固定資産税評価額に乗じた値に、さらに1.4パーセントを乗じる必要があります。
築20年一戸建ての固定資産税の具体例
ここからは、築20年一戸建ての固定資産税の具体例についてご紹介します。
新築分譲価格が5,000万円、延床面積が130平方メートル、敷地面積が240平方メートル、価格の建物と土地の割合を4対6と仮定して計算していきます。
固定資産税評価額を、実勢価格の7割と考えると、5,000万円に0.7を掛け合わせて3,500万円です。
よって、建物と土地のそれぞれの評価額は、建物が1,400万円、土地が2,100万円と求められます。
敷地面積は240平方メートルであり、200平方メートルと40平方メートルの2つに分けて考えなければいけません。
240平方メートルで評価額が2,100万円であるため、1平方メートルあたりの評価額は8.75万円です。
200平方メートルと8.75万円、1/6を全て掛け合わせた値に1.4パーセントを乗じることで40,833円と求められます。
また、40平方メートルと8.75万円、1/3を掛け合わせた値に1.4パーセントをさらに乗じることで16,333円と算出できます。
したがって、土地の固定資産税は合計で57166円です。
20年経過後の中古の場合、特例は適用されませんが、劣化した価値を差し引けます。
築20年の場合、経年減価補正率を考えると、評価額を0.26 倍できます。
よって、建物の固定資産税は以下のように計算できます。
1,400万円と0.26、1.4パーセントを掛け合わせて、50,960円と求められます。
つまり、土地と建物の固定資産税納税額を合わせると、108,126円です。
まとめ
この記事では、戸建て住宅の固定資産税の計算方法と、具体例について詳しく解説しました。
複雑な計算が多くて大変ですね。
固定資産税の計算方法が気になっている方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。
また、固定資産税に関するご相談も、ぜひ当社までお問い合わせください。