公示価格や地価公示とは何のこと?意味や公示価格の調べ方をご紹介!
不動産の売却や購入について調べていると、多くの専門用語が出てくるでしょう。
そうした用語の中には、「公示価格」「地価公示」といった言葉が出てきます。
今回は、この2つが何を示す言葉なのかといったテーマで解説していきます。
ぜひご参考ください。
「公示価格」「地価公示」とは何?
公示価格とは?
「公示価格」とは、国土交通省が発表している土地の価格を指します。
「公示地価」と呼ばれることもありますが、意味は同じです。
土地取引や資産評価をするにあたって、客観的な目安として参考にされるもので、1月1日時点における全国の標準地の価格が、毎年3月中旬〜下旬頃に発表されます。
令和4年時点では標準地の数は約26,000となっており、日本中の土地の価格を調べられます。
価格の決定は、2人以上の不動産鑑定士がその土地を鑑定し、それらの結果を踏まえた上で行われます。
地価公示とは?
「地価公示」とは、国土交通省土地鑑定鑑定委員会が地価公示法に基づいて、各標準地の「正常な価格」を判定して公示することです。
ここで公示される価格を、公示価格と言います。
地価公示価格の調べ方は?
では、地価公示価格を知るにはどうすれば良いのでしょうか。
方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は、市役所や図書館で製本された地価公示を確認することです。
実際に市役所や図書館に足を運ぶ必要があるため、その場で確認したいという方には次の方法がおすすめです。
2つ目は、地価公示を閲覧できるWebサイトを利用することです。
インターネットを利用できる場合は、こちらの方法が便利で手っ取り早いでしょう。
利用できるWebサイトとしては、「土地総合情報システム」「全国地価マップ」などが挙げられます。
土地総合情報システムでは、地価公示の場所や価格などの情報を地図上で確認できる上、過去5年分程度の価格も参照できます。
そのため、実際の場所をイメージしながら、価格の推移を時系列で確認できます。
さらに、地価調査、路線価、固定資産税基準地に加えて、近年は地価調査の鑑定評価書も閲覧できるようになっています。
情報量が多く使いやすいため、地価公示価格を知りたい場合にはぜひご利用ください。
まとめ
今回は、不動産専門用語である「公示価格」「地価公示」の意味や、地価公示価格を調べる方法をご紹介しました。
公示価格とは、何の価格なのかをしっかりと理解して、不動産取引をスムーズに進めましょう。
不動産に関する不安や疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。