共有名義の不動産を売却した際にかかる税金をご紹介します!
「共有名義の不動産を売却した際にどのくらいの税金がかかるのか知りたい」
このようにお考えの方は多いですよね。
そこで今回は、共有名義の不動産を売却した際の税金について解説します。
共有名義の不動産を売却する方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
共有名義の不動産を売却した際の税金をご紹介します!
不動産を売却して利益が出た場合、その利益に税金がかかります。
ここからは、共有名義の不動産を売却した際の税金をご紹介します。
たとえば、相続で取得した共有の土地と建物(母が50パーセント、兄弟二人が25パーセントずつ共有)を売却し、特別控除前に4550万円の譲渡益が出たケースを考えてみましょう。
それぞれの持分で譲渡益を配分すると、3000万円特別控除がそれぞれに適用できるため、課税対象の譲渡益は0になります。
3000万円特別控除とは、一定の条件を満たす住宅を売却する際に、売却益から3000万円控除できる制度です。
控除しても利益が出た場合は、不動産を保有していた期間ごとに異なる税率がかかります。
5年以下の場合は、所得税が30パーセント、住民税が9パーセントかかり、5年を超える場合は、所得税が15パーセント、住民税が5パーセントかかります。
共有名義の不動産を売却する方法をご紹介します!
ここからは、共有名義の不動産を売却する3つの方法についてご紹介します。
1つ目は、自分の持分だけを売却する方法です。
自分が持っている権利だけをほかの方に売却することは可能です。
さらに、共有している方に確認しなくても問題ありません。
許可がいらないのでトラブルが発生しづらいのが良い点でしょう。
ただし、あまり高く売れない可能性があります。
2つ目は、すべてを売却する方法です。
不動産の売却では一般的な方法で、得られたお金を共有している方々で持分ごとに分割します。
すべてまとめて売却できるので、高く売れやすいのが良い点だと言えます。
ただし、所有者全員に賛成してもらう必要があるので、反対の方がいることで売却自体ができなくなる可能性もあります。
3つ目は、分筆して売却する方法です。
共有しているものが土地だけのケースでは、1つのものを2つ以上に分けることも可能です。
共有が解消されそれぞれの所有物になるため、自由に売却できます。
ただし、たくさんの時間と費用が必要で、どうしても手間がかかってしまいます。
まとめ
この記事では、共有名義の不動産を売却した際の税金について詳しく解説しました。
共有名義の不動産でお悩みの方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。
また、不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ当社までお問い合わせください。