TEL.離婚したら共有名義の不動産はどうするべき？名義の変更方法をご紹介！
夫婦が離婚した場合、問題となることの1つに「共有名義の不動産をどうするか」といったことが挙げられます。
結論から言うと、離婚後の共有名義は解消するべきだと言えます。
今回は、その理由や解消方法を紹介します。
ぜひご参考ください。
離婚したら不動産の共有名義はどうする？
夫婦が離婚をした際に、共有名義になっている不動産があると、後々のトラブルにつながってしまう可能性があります。
そのため、離婚をしたら不動産の共有状態は解消することをおすすめします。
共有名義のままにするデメリットとしては、以下が挙げられます。
離婚後も関係が続いてしまう
離婚後にも不動産を夫婦で共有していると、離婚後も2人の関係が続いてしまいます。
関係が続くことに対して特に抵抗がないのであれば問題ありませんが、そうでない場合はストレスのもとになってしまうでしょう。
不動産の扱いに関して意見が合わないと、揉め事になってしまうおそれもあります。
放置される可能性がある
共有物件を活用するには双方の同意が必要になります。
売却をしようと思っても、どちらかが反対すればそれも困難になります。
そのため、上手く意思の疎通ができていないと、活用も売却もされず、物件が放置されてしまう可能性があります。
維持費がかかる
不動産を所有していれば、当然ながら、固定資産税が発生します。
共有している場合は2人で支払いを分担することになりますが、どちらかが清算に応じないことによってトラブルに発展するケースもあります。
離婚した際の共有名義の変更方法は？
共有名義の解消は、返済名義人を単独名義に変更するという方法で可能です。
共有名義の場合は「2人で返済をします」といった約束をしている状態ですが、単独名義では「どちらか片方がすべて返済します」といった約束をすることになります。
住宅ローンが残っていない場合は、離婚成立後に法務局へ行き、そこで登記申請をすることで名義変更ができます。
一方で、住宅ローンが残っている場合は、「完済してからでないと単独名義に変更できない」など、単独名義への変更が難しい場合があります。
そういった場合は、以下のどちらかの方法で単独名義に変更できます。
・他の金融機関から借り換えをして相手名義のローンを完済する
・第三者の連帯債務者、連帯保証人を加える
まとめ
今回は、離婚後の不動産の共有名義について解説しました。
共有名義状態にはデメリットが多いため、離婚をしたら早めに名義を変更することをおすすめします。
不動産に関するお悩みがあれば、お気軽に当社までご相談ください。
